住居侵入

住居侵入罪とは、正当な理由なく、無断で他人の住居や人の看守する邸宅、建造物、艦船に侵入する犯罪行為です(刑法130条前段)。住居侵入罪は3年以下の懲役刑又は10万円以下の罰金に処せられます。

住居侵入罪と聞くと軽微な犯罪のように受け取られるかもしれませんが、住居侵入はそれ自体が目的ではなく窃盗や強盗などの不法な目的でなされるため、窃盗や強盗に着手しないで侵入した住居を退去し住居侵入罪のみが成立する場合でも、被害感情はとても強いものがあります。住居侵入罪の刑事弁護をしたことが何度かありますが、法定刑が3年以下と軽いにも関わらず、被害者に及ぼす心理的影響には大きなものがあり時としてPTSDとなることが少なからずあります。また、被害者が賃貸住宅に居住の場合には多くの場合転居するものです。他人が自宅に押し入ることの怖さは被害者でなければわからないものと言えます。それゆえ、住居侵入罪は個人の住居の平穏や住居権が法益ですので、刑事弁護としては示談をすることが重要となりますが、示談交渉がなかなか進まず示談ができない場合も少なからずあります。

住居侵入罪の刑事弁護についての素朴な疑問

酔っぱらっていたため、他人の住居を自宅と間違えてドアを開けたところ鍵がかけられていなかったため、そのまま他人の住居に入って玄関で寝込んでしまったのですが、この場合でも住居侵入罪になるのでしょうか?

泥酔状態で他人の住居に侵入した場合には住居侵入罪の「人の住居」の認識があったのかが問題となり、状況いかんでは、住居侵入罪の故意がないものとして住居侵入罪は成立しないことがありますが、多くの場合には住居侵入罪が成立すると見た方がいいかと思います。泥酔して前後不覚に陥って他人に暴行してしまうことは少なからずありますが、その場合には泥酔していたことで暴行罪や傷害罪が不成立となることはまずないことと同じです。

窃盗目的で他人の住居に侵入しましたが、住居に金目の物がなくそのまま退出した、住居侵入罪での示談金はいくらくらいですか?

示談金がいくらかは犯行態様や被害感情、被害者の示談に対する考え方に左右されるので、相場があるわけではありません。

しかし、住居侵入罪は法定刑からすると軽微な犯罪に入りますが、被害者は自宅に侵入されたことによって強い恐怖感を抱くものです。外でスリによるせ突被害にあうよりも、窃盗被害がなくとも自宅に侵入される方が被害感情が強いものだと当弁護士法人では受け止めています。侵入した住宅が賃貸住宅であれば、被害者の心情としてはそのまま居住することが耐えられず特に女性の場合にはほとんどと言っていいほど転居しますから、示談金も転居費用(引っ越し代、仲介手数料、礼金など)と慰謝料を含んだものになり、場合によってはかなりの多額に上ります。さらに、住居侵入によってPTSDとなった場合にはその治療費やPTSDによる慰謝料増額も示談金算定で考慮する必要があります。

家出して何か月も消息不明だった息子が深夜自宅に無断で侵入して自宅金庫にある金銭を窃盗した場合には、どうなるのでしょうか?

一時的に家出していた子が深夜であってもただ自宅に戻るだけならば住居侵入罪にはならないでしょう。しかし、長期間家出して消息不明だった子となると少し事情が違ってきます。しかも、自宅金庫の金銭を窃盗するという目的であれば、住居の平穏や居住している親の許諾を得ることはできないので、住居侵入罪が成立します。もっとも、子が親の財物を窃取することは窃盗罪が成立しますが、刑の免除となるため(刑法244条)、住居侵入罪の刑罰のみ科されます。

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緊急接見費用5万円

罪を認めている事件(裁判員裁判以外)の場合

起訴前弁護の場合
着手金:20万円
報酬金:30万円
起訴後の依頼の場合
着手金:20万円
報酬金:30万円

外国人事件取扱い、通訳費用別途

表示価格は、税実費別となります。

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